平和紙業株式会社
閑話休題
相変わらずコロナ禍にどっぷり浸かっている毎日です。
こうした中、世の中に送り出した商品をご紹介します。
日常生活も、一年前と大きく変わり、マスク着用に、手洗いが当たり前の毎日となりました。
密を避け、打ち合わせもリモートに移行し、細かなニュアンスが伝わりづらくなりました。
会食も制限され、飲食店も時間制限が設けられ、人と人が触れ合う場面が少なくなりました。
とは言え、経済が回らないことには、私たちの生活に支障をきたすことになります。
このような状況下では、人の手から手に渡るコミュニケーションツールも、敬遠されがちです。しかし、非接触も必要な事と分かりながらも、手を触れないわけにはいかない現実もあります。特にビジネスシーンで使われる名刺やカードは、必要であると同時に非接触とは対極にあります。
ビジネスと安心・安全を、どう両立させるのかが、これからの課題となってきました。
2月に発売した「HSK抗菌ケントCoC」は、紙表面の銀系無機抗菌剤を塗布することにより、紙表面に付着した、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの増殖を抑えるケント紙です。
ビジネスシーンを支える名刺やカードにご利用いただくことで、安心・安全をご提供できる用紙として市場に投入いたしました。(写真1)
規格は四六判T目(788×1,091㎜)160㎏と、菊判T・Y目(636×939㎜)111㎏の3アイテム。
厚みは186.1g/㎡の1米坪という潔さ。
あくまで名刺・カードなどの用途に特化した商品です。
同時にFSCⓇ森林認証紙でもあり、環境にも配慮しています。
印刷加工も一般のケント紙と同程度の適性を持ち、特別な処理など必要はありません。
名刺という小さなビジネスアイテムですが、ここから生まれる大きなチャンスを期待してみませんか。
そして、3月には、「OKフロート」と言う紙に新色を2色追加しました。
「OKフロート」は、紙に特殊な繊維を混ぜて作っていて、この特殊な繊維に熱を加えると、その部分だけ溶けて、紙の色に変化をもたらす特殊な紙です。
2019年8月に本コラムにも取り上げていただいています。
この時は色数が13色ありましたが、売上に貢献していない8色を思い切って廃色とし、新たに、新色2色を追加し、合計7色で再スタートを切りました。(写真2)
今回投入した新色2色は、これまでの色合いを一新し、明るく爽やかな色味とし、加熱したときの色の変化を大きくしました。
印刷や箔押しでは表現できない、楽しい表現が可能な「OKフロート」です。(写真3、4)
新色の規格は四六判Y目(1,091×788㎜)90㎏、120㎏。
色名は、ソフトピンク、ソフトブルー。
こんな時代だからこそ、明るく、ポップな商品で、気分を高めるのも大切ではないでしょうか。
HSK抗菌ケントCoCの詳細はこちら
https://www.heiwapaper.co.jp/products/details/1901190.html
OKフロートの商品詳細はこちら
https://www.heiwapaper.co.jp/products/details/0702080.html