株式会社 オオウエ
offというブランドにおける活版印刷と和紙③
こんにちは、大上です。
あけましておめでとうございます。
あっという間に2017年が過ぎました。
今年も、和紙や活版を盛り上げる活動を頑張っていきたいと思います。
さて、前回ようやくoff ボールペンで書ける和紙の紙を決定しました。
3種類です。
ふんわり・・・オオウエオリジナル。
メーカーさんに伝えて、ムラ感があり、ふんわりとした触り心地を希望しました。
40kg、60㎏、90㎏を作りましたが、ここでは40㎏を使いました。
書いたときに少し沈む感じが、ふんわりしています。
なめらか・・・伊予和紙。
雲竜紙という、繊維の束がひげのように入っているものですが、工夫があります。
3層構造の和紙になっていて、表面はつるりとした繊維で出来ています。
中層に、雲竜の繊維を入れています。
このことにより、模様はありながらもペンで引っかからないのです。
技術を活かした和紙です。
筆圧があまり強くない方にもなめらかに書けるものです。
しっかり・・・美濃和紙。
楮という昔ながらの和紙の繊維を含んで、荒々しく漉きあげています。
ペンで書く際に引っ掛かりがあり、それが筆圧が強い人によって支持されています。
また、色味も生成り色で、和紙らしい見た目です。
印刷は勿論活版印刷。
オフセット印刷では給紙出来ないような、薄い和紙ばかりです。
あえてあまり圧はかけすぎず、ほのかにわかるようなものにしています。
あくまで、書くことが主役。主張をしすぎないシンプルなデザインで仕上げました。