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(株)和光
鬼滅ロゴ箔押し7

前回は、光の反射を利用してのダブルミーニングから、通常の箔押しでのダブルミーニングへの後進を決断しました。
デザインの問題(私がデザインしたわけですが…)もあり、反射では、簡単には読み取れそうにもありませんでした。シンプルに箔押しだけの表現のほうが、読み取りやすいのが分かりました。秘密の暗号ではなく、誰が見ても分かりやすいのが、今回のダブルミーニングロゴなので、今回は、そちらを採用します。
そうと決まれば、デザイン内のテクスチャの作り変えです。箔押しをした時、箔が詰まらないようにデザインをしなければなりません。詰まらせるためのデザインから、詰まらせないためのデザインへの変更です。
まず、”コロナ”の文字の中ですが、罫線と罫線の隙間を0.2mmから、0.5mmに変更します。
また、”ロ”部分の罫線の角度を変えて、”コロナ”が読みやすいように変更します。(写真1)

(写真1) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

次に、”滅”も同様に罫線の隙間を変更します。(写真2)

(写真2) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

鬼滅の文字も少し拡大しました。
次にウイルスのイラスト部分ですが、もう少しサイケデリックな感じにしたいので、テクスチャの罫線の間隔を広げながら、デザインを変更しました。(写真3)

(写真3) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)

では、全体像を比較してみましょう。(写真4)

(写真4) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真4)

ダブルミーニングがわかりやすくなり、イラスト部分も少々ウイルスらしくなりました。
これで、箔押しに再チャレンジです。

(写真1) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

(写真2) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

(写真3) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)

(写真4) | 鬼滅ロゴ箔押し7 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真4)