三星インキ株式会社
色のイメージについて

新年あけましておめでとうございます。
今年も拙い内容ではありますが、皆様に色イロとお話しさせて頂きます。
一年の始まりである新年をイメージすると、どのような色が出てきますか?
多くの方は赤・白・金色を思い浮かばれるかと思います。
特に日本の場合は赤と白をワンセットとして捉え、『紅白』という形でイメージされることが多いです。
以前のコラムで各色の特徴を書かせて頂きましたので、今回は簡単に説明すると、赤は喜びや魔除けといった意味合い、白は始まりなどを意味することから、これらを組み合わせて使用されることが多いと思われます。
ですが、あまり海外では『紅白』という組み合わせを日本人と同じような感覚を持っているような感じは見られません。
ではなぜ日本人だけが『紅白』という組み合わせを重視しているのでしょうか?
前述の色が持つ性質面から、新年やお祝い事に『紅白』が使われるのは分かるのですが、実は白色には物事の終わりをイメージさせる性質(亡くなった方が着る白装束や切腹時の着物など)も有しています(特に中国では喪服も白であり、この点からも中国では良いイメージを持つ赤色だけが使われてきたと考えられます。したがって中国の結婚式に白色のネクタイはタブーです)。
このように白色にはどうしてもマイナスのイメージがありますが、日本人はこの性質を持つ白色を新年やお祝い事に使用してきました。
この理由は赤色と組み合わせることで白色のマイナスのイメージが払拭できると考えられてきたのかもしれません(【赤=赤ちゃん、白=死⇒人生を表す(生から死)】、【赤=赤飯、白=お餅⇒正月を表すなど)。
その他にも日本人は『紅白』をおめでたい色だけではなく、対抗する戦いなどでも使ってきました(運動会の紅白帽、年末の紅白歌合戦など)
さらに日本の国旗も紅白であり、非常に身近で使われてきた色の組み合わせであると言えます。
ここまで書いてきてふと思ったことがあります。
なぜ、赤白ではなく紅白なのでしょうか?
この紅白に使われる紅は、我々がプロセスインキとして使用する紅のイメージ(やや青味)とは異なると思います。
これに関しては、『赤』には「真っ赤なウソ」や「赤っ恥」といったネガティブなイメージ、「赤裸々(意味:何ら包み隠すことなく、あるがままであること)」や「赤貧(意味:きわめて貧しくて何も持っていないこと)」といった裸に関連するイメージがあること、あるいはもともと中国では赤=紅(ホン)と書いているためと諸説ありますが、今更イメージを変えることも難しいですもんね。
なお、色の配置イメージだけで商品やブランドなどを連想する事ができるものに対して『色彩のみからなる商標(色商標)』といった登録商標が2015年から施行されています。この制度導入により、商品の包装や看板に使われる特徴的な色彩(カラー)がブランドの印として認められるようになりました。

話しは戻りますが、新年の色といえば『金色』も挙げられます。
これはやはり豊かさや豪華さ、特別感などをイメージさせる色であり、新年やおめでたい時節・時候にふさわしい色になります。
もしかすると、赤色・白色・金色の組み合わせが登録されることがあるかもしれません。
その際には是非弊社の金インキのご使用をお願いします!

