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生田信一(ファー・インク)
「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す

「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

2017年12月に発売された学研プラス刊行の「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」が各方面で話題になっています。私も真っ先に購入したのですが、購入後なかなか時間が取れず、組み立てできずにいました。そんな折、2018年2月27日に文禄堂高円寺店において「活版印刷ナイト!」と銘打ち、「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」出版記念のトークショーが催されるというニュースが入ってきました。「活版印刷三日月堂」(ポプラ社刊)の著者であるほしおさなえさんと、「大人の科学マガジン」編集部を迎えて、活版印刷の魅力についてお話しいただくイベントです。

イベントには、ほしおさなえさんの小説、さらには活版印刷のファンが大勢集まり、大盛況でした。トークショーでは貴重なお話を聞くことができました。会場に集まった人たちは若い人が多く、今の若い人たちの活版印刷に寄せる思いを身近に感じることができて、貴重な経験でした。

このトークショーでは、「小さな活版印刷機」の開発秘話も披露されました。この印刷機は構造が緻密で、実によくできています。試作段階の苦労話や、実際の手キン(手動の活版印刷機)をモデルにして開発が進められたことなどが話されました。お話はとてもおもしろく、後日私は学研本社にお伺いし、お話を聞いてきました。ご興味のある方、どうぞお立ち寄りください。

「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

心に刻まれる文字の記憶

トークショーに参加した頃は、私は小説の方はまだ未読でした。でもトークショーでのほしおさなえさんのお話は痛快でおもしろく、ぐいぐい引き込まれました。私自身、普段は印刷周りの分野で仕事をしているのですが、ほしおさんの言葉には強く惹かれました。お話の組み立てやロジックが明快で、すんなり入ってくるのです。おそらく取材を通して得たのでしょう、活版印刷の周辺の諸事情を的確に捉えていらっしゃることにも驚き、感心してしまいました。

「活版印刷三日月堂」シリーズは既に三冊が刊行されています。文庫本での書き下ろし小説であるため、お財布にもやさしく、若い人も手に取りやすいでしょう。私も一冊購入し、サインをいただきました(写真1)。

(写真1)お話の冒頭の扉ページには活版印刷の仕事場の写真も掲載されています。撮影協力は九ポ堂さん。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真1)お話の冒頭の扉ページには活版印刷の仕事場の写真も掲載されています。撮影協力は九ポ堂さん。

トークショーでは、ほしおさんが高校時代に作ったという手作りの本も見せていただきました。英語の文学作品を日本語に訳したものを手製本したもので、パラパラ眺めてみると、紙面になみなみならぬ努力が注がれていることに驚かされました。文字を組んで印刷(複製)すること対してのすさまじいこだわりと執念。表紙や本文中に挿入された絵も素敵でした。こうした本作りの素養はお父様から受け継がれたものだそうです。お父様も学生時代、新聞に掲載された映画の広告をスクラップにして残していたそうで、こちらも回覧して見せていただきました。

私も仕事柄、あちこちの印刷会社さんを取材させていただくことがあるのですが。実際の活版印刷の世界においても、親子3代〜4代にわたる物語があります。人にはぞれぞれの、家族や恋人、友人との物語があり、それが「活版印刷三日月堂」シリーズのお話の核になっているのだと思います。ほしおさんご自身の親子の物語を聞いて、なるほどと頷いてしまいました。

イベントの参加者には、ほしおさんが手がけられた活版印刷のしおりとカードがプレゼントされました(写真2)。印刷された文字は個々に違っていて、私が受け取ったしおりは、夜空を思わせる濃紺の紙で、光をかざして見るとキラキラ輝くテクスチャーが入っています。そこに「カムパネルラ、僕たちいっしょに行こうねえ。」の文字が印刷されています。

名刺サイズのカードには「140字小説 その524」と謳われ、「ほしおさなえ(文)×九ポ堂(印刷)」のクレジットが入り、twitterのアドレスが載っています。楽しいカードで、140字のテキストを読んでみると、物語の核となる部分が簡潔に表されています。デザインの仕事では、ビジュアルのアイデアをまとめるときに、思いついたイメージやコンセプトを要約したラフスケッチを起こすのですが、それと近いものかもしれません。最初に浮かぶのは言葉やイメージの断片です。それをカードにするとこんな感じになるのかもしれませんね。とても興味深いカードです。

会場では、活版印刷によるカラフルなはがきが特別販売されたので、そちらも購入しました(写真2右側)。ツユクサの絵が素敵です。絵を描かれたのは、ほしおさんの妹さんとのこと。色数は5色を重ねていることを聞き、さらに驚きました。印刷を手がけたのは九ポ堂さん。

(写真2)左側の2点はトークショーでいただいたしおりとカード。右側の5色刷りのはがきは会場で購入。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真2)左側の2点はトークショーでいただいたしおりとカード。右側の5色刷りのはがきは会場で購入。

トークショーの最後に質問タイムがあったので、私は、おじさん世代を代表しておもいきって質問をぶつけてみました。「おじさん世代であれば、活版印刷はかつての印刷物のほとんどがそうだったので、ある種の懐かしさ、郷愁を感じるのですが、今の若い方が活版印刷に惹かれる理由が知りたいです」という質問です。

ほしおさんが、会場の若い方に質問をふって答えていただいた回答で興味深い発言がありました。「宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読んで活版印刷の描写に触れ、それがどんなものか知りたかったのが最初のきっかけだった」というような発言でした。物語の記憶というのは、大きいですね。

少し抽象的な話になりますが、「印刷物」と「記憶」というテーマが、私のここ最近の関心事になっています。活版印刷に限らず印刷物は、言葉や絵を組み合わせて、紙に印刷インキで刷ったものです。言葉や絵で構成された物語やメッセージは、私たちの記憶の中にイメージとして定着します。

活版印刷では、印刷物に触れた時に、紙の触り心地(質感)や重さ(重量感)が伝わるとともに、印刷に携わった人の手仕事の痕跡を感じることがあります。印刷時のプレスの力加減によっても、紙面の表情に違いが表れます。極力印圧を抑えて紙に印刷する(「キスタッチ」と呼ぶそうです)、あるいは力強くプレスするかで、紙面の表情は全く変わってきます。

さらに、金属活字全盛の頃の印刷物は、文字は1字1字を職人さんが手で拾い(文選)、文章として組む(植字)作業を経て印刷版が作られました。ときどき文字が逆さになったり、横に寝ている誤植を見つけることがありますが、そんな一面も微笑ましく思えます。活版印刷の印刷物には、そうした職人さんの手仕事の痕跡を数多く見つけることができます。私たちはそうしたストーリーを読み取って、手にした印刷物を愛おしく感じるのではないでしょうか。トークショーを聞きながら、そんなことを考えました。

(写真1)お話の冒頭の扉ページには活版印刷の仕事場の写真も掲載されています。撮影協力は九ポ堂さん。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真1)お話の冒頭の扉ページには活版印刷の仕事場の写真も掲載されています。撮影協力は九ポ堂さん。

(写真2)左側の2点はトークショーでいただいたしおりとカード。右側の5色刷りのはがきは会場で購入。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真2)左側の2点はトークショーでいただいたしおりとカード。右側の5色刷りのはがきは会場で購入。

「小さな活版印刷機」開発ストーリー

手動の活版印刷機は「手キン」あるいは「手フート」と呼ばれます。語源を調べたところ、手フートはフート印刷機 (foot press)から来ているそうで、フート印刷機を手動式にしたものを「手フート hand-operated foot press 」「手キン」などと呼ぶようになったそうです(朗文堂 サマラ・ブレス倶楽部より)。手キンの「キン」は、inking(インキング)の「キン」から来ているという説が有力のようです(なにわ活版印刷所サイトより)。

「大人の科学マガジン」では、この手動の活版印刷機の小さな組み立てキットが付録になっています。発売前にtwitterでムービーが公開されたとき、目を疑いました。手キンの動きを忠実に再現し、実によくできているのです。トークショーでは、大人の科学マガジン編集部の吉野敏弘さんが、この形状に決まるまでには幾多の試行錯誤があったことが語られました。このお話がとても興味深く、後日吉野さんに取材をお願いし、学研本社ビルを訪問しました。

吉野さんのお話しによると、最初の試作機は2017年の春過ぎに出来上がったそうです。試作機のモデルを見せていただきました(写真3、4)。しかし、この試作機で実際に刷ってみると刷りムラが表れ、うまく印刷できなかったそうです。印刷版は平面で、この上に板状のパーツを押し当てて圧をかけるのですが、圧を均一にかけることがいかに難しいかがわかったそうです。

そこで、会社の近所に偶然あった活版印刷を扱う会社、紙成屋で実際の印刷機に触れたり、横浜の築地活字で職人さんに取材したりして、強度や圧力の分散の仕方を研究したそうです。設計し直した改良型では、レバーを側面に移動するなど、全体の構造が大きく変わっています。また圧を均一に伝えるため、圧板を支えるパーツも作り直したそうです。最終の試作機が出来上がったのが2017年夏でした(写真5)。

(写真3)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

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(写真4)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

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(写真3、4)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。

(写真5)改良型の試作品。レバーを側面に設置した。圧板も均一に力が加わるよう改良されている。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真5)改良型の試作品。レバーを側面に設置した。圧板も均一に力が加わるよう改良されている。

付録の設計や試作を担当されたのは、工房匠の永岡昌光さん。永岡さんは学研で「電子ブロック」など数々のおもちゃの企画製作に長年携わり、退社後に工房「匠」を設立されたとのこと。永岡さんは、「試作の匠」と呼ばれ、「大人の科学」誌では欠かせない存在になっているそうです。試作機はおもにABS樹脂(汎用プラスチック)を成形して作られるそうです。

印刷機の試作機を多くの方にモニターし意見を伺って、さらに何百何千と試し刷りをした結果、付録としてこれで大丈夫という段階にまで漕ぎ着けました。最終的に完成したものが(写真6)です。

(写真6)マガジンの付録の活版印刷機。下の土台の木は、本体には土台に固定できるネジ穴があいているので、好きな土台を用意して取り付けることができます。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真6)マガジンの付録の活版印刷機。下の土台の木は、本体には土台に固定できるネジ穴があいているので、好きな土台を用意して取り付けることができます。

「大人の科学マガジン」は、毎号まったく異なるジャンルの付録が付いています。同誌のバックナンバーを見ると、「Vol.25 35ミリ二眼レフカメラ」、「Vol.26 アンプ+スピーカー内蔵 ミニエレキ」、「新型ピンホール式プラネタリウム」などなど、わくわくするような付録がいっぱいです。

毎回違った切り口で付録を企画し、それが読者に受け入れられるかどうかを判断するには、刊行を決断する前に入念な市場調査を行っているのであろうと推測され、そのことを問うてみると、マーケティングありきではないとの返事。毎回、オリジナルでおもしろいものを世に出したいという思いがまずありきの真剣勝負なのだそうです。

活版印刷の場合は、モニタリングのためにデザインや印刷の専門家の方に意見を伺ったところ、みなさんがその思いを愛情たっぷりに語られる様を目の当たりにしたそうです。「こんなに人を熱くさせるテーマであれば、今の世の中で必ず受け入れてくれるに違いないと実感が生まれました」と吉野さんは語ります。

そして、ほしおさなえさんの「活版印刷三日月堂」の小説の大ヒットが決め手になりました。マガジンの誌面では、「ほしおさなえ親子でたずねる 島の活版印刷所」のレポート記事や、『活版印刷三日月堂』特別書き下ろし「届かない手紙」が収録されています。

(写真3)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

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(写真4)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

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(写真3、4)「活版印小さな印刷機」の最初の試作品。レバーは手前の位置にある。

(写真5)改良型の試作品。レバーを側面に設置した。圧板も均一に力が加わるよう改良されている。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所<

(写真5)改良型の試作品。レバーを側面に設置した。圧板も均一に力が加わるよう改良されている。

(写真6)マガジンの付録の活版印刷機。下の土台の木は、本体には土台に固定できるネジ穴があいているので、好きな土台を用意して取り付けることができます。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真6)マガジンの付録の活版印刷機。下の土台の木は、本体には土台に固定できるネジ穴があいているので、好きな土台を用意して取り付けることができます。

文字を組んで印刷する

この付録には、金属活字や木活字を模したプラスチック製の活字が付属しています(写真7)。活字には印刷版に取り付けるための突起があり、これを印刷版に均等の間隔で開けられた穴に差し込んで文字をセットします。文字種は、ひらがな、アルファベットの大文字/小文字、数字などで構成され、簡単な文章なら組むことができます。同じ文字が複数必要な場合は、活字のパーツだけを追加オーダーすることもできます。

書体は活版印刷が全盛の頃に、実際に使われていたものから選ばれました。和文が秀英明朝、欧文がCentury。組んで見ると活版印刷らしい風格のある書体で、味わい深い趣があります(写真8)。

(写真7)付録にはひらがな、アルファベット、数字などの活字が収録されている。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真7)付録にはひらがな、アルファベット、数字などの活字が収録されている。

(写真8)ひらがなで文字を組んで印刷した例。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真8)ひらがなで文字を組んで印刷した例。

私は、取材後の2018年4月14日、「第8回 さいたまデザインDTP勉強会」のワークショップに参加しました。ワークショップの案内には「小さな活版印刷機」をお持ちの方は持ち込みOKと書かれているではありませんか! 私は組み立てたばかりの「小さな活版印刷機」を持って、会場の大宮に出かけました。

ワークショップのテーマは、2017年暮れに発表されたアドビシステムズ社の貂(てん)明朝書体の素材を使って、デザインを組み立てるというお題でした。2時間少々で2作品を仕上げなければならなかったので、凝ったことはできなかったのですが、「TEN」という文字を組んで名刺を作成しました。

(写真9)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真9)

(写真10)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真10)
(写真9、10)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。

ワークショップで実際に印刷を体験してみて、いろいろな気づきがありました。活字を版にセットしたのですが、活字は仮止め程度に固定されているだけなので、印刷中に活字がはずれてしまうことがありました。これを防ぐには、版の下に弱粘の両面テープを貼っておくと良いかもしれません。

また、用紙によってはインキがうまく付着しないこともあります。ワークショップでは、グラシン紙のカラーペーパーを利用することができたので、この用紙に印刷を試したところインキがはじかれて乗ってくれませんでした。インキは水性絵の具を使用するのが原則なので、絵の具が浸み込みやすい用紙を選ぶのがきれいに仕上げるコツです。

ローラーのフェルトは消耗品として考えなければいけません。フェルトの交換方法は本誌に解説が載っていますが、jitto designさんのブログでムービーを交えて手順を紹介しています。

また、イラストなどの絵柄は、樹脂板や消しゴム判子を作成して利用することもできます。この場合は、糊がついたスチレンボードを版の裏側に貼り、高さを調整するのが良さそうです。

この印刷機は業務用途の量産には向きませんが、時間と手間をかければ、手作り感あふれるオリジナルの印刷物を作成できそうです。Amazonのブックレビューを見ると、みなさん個々に工夫されているようで、こうした情報を読むのも楽しいです。

 

活版印刷を知ると、多くの人が一度は実際に印刷工程を体験してみたいという思いを抱かれるのではないでしょうか。「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」は、活版印刷のしくみや流れを体験できる良質のキットで、入門編としてオススメだと思います。本格的に取り組んでみたい方は、活版印刷のワークショップに参加したり、ご近所の活版印刷会社を訪れてみるのがよいかと思います。

最後にちょっぴり本音を。実はこの印刷機、小さくてかわいいのです。眺めているだけで癒されるのは私だけでしょうか。

では、次回をお楽しみに!

(写真7)付録にはひらがな、アルファベット、数字などの活字が収録されている。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真7)付録にはひらがな、アルファベット、数字などの活字が収録されている。

(写真8)ひらがなで文字を組んで印刷した例。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真8)ひらがなで文字を組んで印刷した例。

(写真9)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

(写真9)

(写真10)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。 | 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を試す - 生田信一(ファー・インク) | 活版印刷研究所

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(写真9、10)筆者がはじめて「小さな活版印刷機」を使って名刺印刷にトライしたもの。切り貼りの手法で、2時間くらいでデザインラフを2案仕上げるというワークショップでしたが、比較的短時間で作成できました。