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平和紙業株式会社
紙の白さを考える①

私たちを悩ませる質問は、「白い紙が欲しい」です。
単体で見れば「白」でも、他の「白い」紙と比べると、何だかくすんでいたり、赤っぽい、青っぽい、黄色っぽい、黒っぽい等々、紙によってその白さは様々です。

そもそも色は、光の波長の反射によるもので、どの色の波長が大きく反射しているか、もしくは、どの色の波長が吸収されているかによります。

赤い色は、赤い色の波長が反射され、その他の色が吸収されていることを意味します。
同様に「白い」色は、全ての色の波長が反射し、吸収される色の波長が無い状態を指します。
その反射する色の波長の状態によって、「白い」色は様々な「白」を生み出します。
限りなく「白い」色は、限りなく全ての色の波長を反射している状態です。

こうした、光の反射による白さを、「白色度」で表す場合があります。
「白色度」は、一定量の拡散光が、物体に当たって反射してくる量を、光学的に検知し、%(パーセント)で表すものです。ある意味「白さ」の目安でもあります。

簡単に言えば、100%の光量を照射して、70%分が反射してくれば、白色度70%、50%分反射してくれば白色度50%となります。
反射率が0%なら黒、100%なら真っ白となります。(注1)
ただし、これは、あくまで光学的な「白さ」の基準であって、私たちの目が感じる「白さ」とは異なります。

2種類の白い紙があって、どちらが白いのかは、人それぞれの感じ方にもよります。青白い色を白いと感じる人もいれば、赤白い色を白いと感じる人もいます。
視覚的な「白さ」には規準が無く、ある意味あいまいなものでもあります。

印刷用紙などは「白さ」にこだわっています。印刷する際のインキとのコントラストが大きいほど、メリハリのある印刷仕上がりになるからです。とは言え、その印刷用紙の「白さ」も、印刷用紙によって様々です。また、あまり白すぎると光が反射しすぎて、文字が読みづらくなったりするため、敢えて赤味や青味を加えたりしています。こうした紙の微妙な青味や赤味などが、印刷した際の見え方にも微妙に影響したりします。とは言え、デザインや、インキの発色性などで、紙を選ぶことはとても大変な作業です。

印刷用紙は、単に白ければ良いというわけではなく、印刷インキの着肉性や、乾燥性なども重視されてきます。更には紙を触った時の手触り感や、製本加工などの加工時の折りやすさや、しなやかさ、柔らかさも必要になってきます。
こうした条件と共に、「白さ」は、印刷用紙を選ぶ際のポイントであることに間違いはありません。

今から10年前の、2013年に『ベィビーフェイス』という高級印刷用紙を発売しました。コンセプトは、「紙肌は、赤ちゃんの肌のような滑らかな肌合いでありながら、指先にしっかりとした存在感を与え、インクをしっかり受け止めることで、程よいグロス感を持った仕上がりとなる高級印刷用紙」でした。

あれから10年、昨今の諸原料や、エネルギー価格、諸物価の上昇から、現状の生産方法ではコスト高となり、供給体制が危ぶまれる事態となってきました。
そこで、抜本的な処方改良を施し、新たに『ベィビーフェイスN』として、市場に投入することになりました。

処方改良を行ったため、従来の紙質、色合いと若干の差はあるものの、赤ちゃんの肌のような滑らかな肌合いと、コントラストが映える真っ白な紙色を兼ね備え、繊細な印刷表現は変わりありません。しなやかな紙質でインクを受け止め、印刷物が程よいグロス感のある仕上がりになります。

見た目の白さと、しなやかな紙質、そして、印刷時の発色の良さを、是非お確かめください。
「白色度」だけでは測れない、感性の「白さ」が際立ちます。

『ベィビーフェイスN』の詳細はこちら
https://www.heiwapaper.co.jp/products/details/0101650.html

掲載写真の販促用パンフレットは、弊社HP「お問い合わせフォーム」より受け付けております。」(お問い合わせ内容で、「見本帳に関するお問い合わせ」を選択し、「ご要望の見本帳」に、「ベィビーフェイスN」写真集とご記入ください。)
https://www.heiwapaper.co.jp/contact/product_form.php

(注1)「白色度」の測定方法は、国際規格ISO白色度(ISO1270)に準拠した拡散照明方式(JISP8148)で規定されています。

(写真1) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真1)『ベィビーフェイスN』を使った販促用パンフレットです。アートディレクター芝野健太氏とカメラマン澁谷征司氏を起用し、写真選定と印刷にこだわっていただきました。

(写真2) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真2)見開きでは、澁谷氏の写真の再現性が良く分かります。渦巻く雲と、砂浜の粒子など、個々の存在感をお確かめください。

(写真3) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真3)光と影のコントラストや、微妙な陰影もストレスなく感じられる仕上がりです。

(写真1) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真1)『ベィビーフェイスN』を使った販促用パンフレットです。アートディレクター芝野健太氏とカメラマン澁谷征司氏を起用し、写真選定と印刷にこだわっていただきました。

(写真2) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真2)見開きでは、澁谷氏の写真の再現性が良く分かります。渦巻く雲と、砂浜の粒子など、個々の存在感をお確かめください。

(写真3) | 紙の白さを考える① - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真3)光と影のコントラストや、微妙な陰影もストレスなく感じられる仕上がりです。