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株式会社 オオウエ
offというブランドにおける活版印刷と和紙④

皆さまこんにちは、大上です。
前回はドイツのことをリポートしましたが、今回はoffのご説明に戻ります。

ボールペンで書ける和紙シリーズは、一定の方に受け入れてもらえました。
その後、第二弾として、「お札にぴったりの和紙」シリーズを開発しました。

(写真1)お札にぴったりの和紙 | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真1)お札にぴったりの和紙

Tシャツは、体系にあっているほどかっこよかったりします。
でも、お札を入れる袋はたくさんあれど、どれも同じサイズですべてのお札を受け入れます。

実はお札は、1000円、5000円、10000円で大きさが違います。

では、それぞれのサイズにぴったりのものを作ろうというのが出発点でした。

問題は1000円の袋は1番小さく、5000円や10000円札が入らないことですが、それはきっちり説明しながら、よりぴったりである点を優先しました。

(写真2)お札の大きさに合わせた袋 | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真2)お札の大きさに合わせた袋

例えば、売り場では自分はいくらお金を渡すかというのはあらかじめ決めていると思います。
お年玉だから3000円だな、とか、月謝の支払いだから5000円、謝礼だから10000円、など。
そういう時に、ダイレクトに答えられるようなものにしました。

活版印刷は、2色印刷です。
ズレなくきれいに仕上がりました。

和紙は、愛媛の伊予和紙で、ムラ感が特徴的です。

イラストは京都で活躍されるイラストレーターの西淑さんにお願いしました。
モチーフは、ずばりお札。
お札の裏側には、1000円札は富士山、5000円札はかきつばた、10000円札は平等院鳳凰堂の鳳凰が描かれています。
西さんらしい、柔らかさと温かみがあるタッチで書いていただきました。

(写真3)お札の裏面がモチーフ | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真3)お札の裏面がモチーフ

発売から3年が経過しましたが、ゆっくりと、でも堅実に販売が続いています。
活版印刷と和紙の相性が、柔らかい印象となって伝わっているのだと思います。

(写真1)お札にぴったりの和紙 | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真1)お札にぴったりの和紙

(写真2)お札の大きさに合わせた袋 | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真2)お札の大きさに合わせた袋

(写真3)お札の裏面がモチーフ | offというブランドにおける活版印刷と和紙④ - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

(写真3)お札の裏面がモチーフ