(株)和光
エンボス・デボスの関係4
今回はエンボスとデボスの仕上がりの違いを修正していきたいと思います。デザインに近い仕上がりを見せているのは、デボスの方なので、エンボスの版を修正してデボスとエンボスの仕上がりを近づけていきたいと思います。
修正内容としましては、エンボスの浮き上がりの面積が小さく見えるので、データ上でデザインを広げて調節し、そのデータを基に上の版(真鍮版)と下から突き上げる版(樹脂版)のデータを作成します(写真1)。デザイン同士の間隔が狭いので、デザイン同士がひっつかないように注意しながらデザインを広げていきます。
データが出来上がりました(写真2)。元のデザインと比較してみましょう(写真3)。
見た目で変化が分かるくらいに広げました。これで修正は完了です。次は、このデータを基に、エンボス用のデータを作成します。以前と同じように、紙の逃げのための隙間を作って上の真鍮版用、下の樹脂版用のデータを作成します。
青い部分が上から押す真鍮版で、黒い部分が下から突き上げる樹脂版のデータです(写真4)。前回のデータを並べて比較してみましょう(写真5)。
これでエンボス加工をすれば、デボス加工との差異が少なくなるはずです。製版工程からの続きは、次回です。