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株式会社 オオウエ
offというブランドにおける活版印刷と和紙②

こんにちは、大上です。

前回、offというブランドを始めるきっかけになった見本帳についてお話しました。

その後、少し時間がたって、何か作りたいという話になりました。

というのも、我々和紙問屋や、印刷会社である船木印刷さんにとっても、基本的に受注仕事が多いです。
なので、これが自分たちの商品です、と言えるものがなかったんですね。
一緒に作った見本帳は好評でしたが、もう少しフィードバックが得られるモノが欲しかったんです。

offというブランドにおける活版印刷と和紙② - 株式会社 オオウエ | 活版印刷研究所

とはいえ、いきなり自社商品なんて右も左も分からずに作ってもいいものか。。。

そんな時、デザイナーである福嶋さんが、大阪地域創造ファンドという助成事業の情報を持ってきてくれました。

新たな商品開発に対して、いくらかの補助が出るとのこと。

まずはやってみようと、応募し、幸運なことに採択をしていただいたので、off事業はスタートしました。

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コンセプトは、和紙×活版×デザイン。
一過性のものではなく、和紙と活版は長年とても相性が良かった。
それをデザインで現代にも通用するものにしようという試みです。

第一弾では、「ボールペンで書ける和紙」にしようと決めました。

和紙便箋と言えば、筆ペンや万年筆で書くものなのかな?と敷居が高くなってしまっていました。

それを、身近にあるペンで書けたらいいよね、と。

また、活版印刷でしか印刷できないような薄い和紙を採択しました。

200種類程度の和紙を、ボールペンで書き試しての決定でした。

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