図書館資料保存ワークショップ
[図書館に修復室をツクろう!]㊹
お家で簡単製本
コロナ禍の影響で資料保存ワークショップもワークショップ番外編も開催することが出来ていません。
そんな中、奈良で書物修理や修復で先進的な活動をなさっている「NPO法人書物研究会」さんがクラウドファンディングを募って『続図書の修理とらの巻』を出版なさいました。私も参加して、未製本のセットをいただいていましたので、この際、このセットを製本しました。本そのものと、綴じるための糸や針もセットに入っていましたので、すぐに完成しました。
そのテキスト本文中に、一枚もののコピー資料、ビラなどもステイプラーなどで止めてしまわないで、糸綴じしておくと、紙も傷まず、工夫次第で楽しんで本の形に綴じることができますよ。という記事がありました。
そういえば、家の冷蔵庫には、ネットからダウンロードした料理のレシピがペタペタとマグネットで止めてあります。
去年の夏、作って食べた美味しかったゴーヤーのサラダのドレッシングはどうだったかしら?と見たくても、ペタペタの中から探すのは結構面倒です。
そこで、一枚一枚のコピーに細い和紙で足継ぎをして、4枚を1セットとし、5セットを作り、三つ目綴じで中綴じし、好みの表紙を付けてみました。
大体の工程は写真をご覧ください。
書物研究会さんが説いていらっしゃるように、資料保存、書物修理は壊れた本を治すだけではなく、紙に記された、どんな情報もできるだけ、後世に受け継がれて行けるように、身の回りから工夫し、実行して行くべき。とのことを学び、そして、製本を楽しみました。
資料保存ワークショップ
M.T.