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三星インキ株式会社
色がもたらす影響や意味合い「金と銀」

色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

続いては今までとは異なり、意匠性のある色として金・銀について書かせて頂きます。

金色は高価・豊かさを表す色で、存在感が強く特別な印象を与える色であります。特に金色はお金と結び付けられる事が多く、昔から富と権力の象徴として足利義満の『金閣寺』や豊臣秀吉の『金の茶室』などで使われてきました。

金閣寺 | 色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

金閣寺 参考:wikipedia

ただ、金色は使い方を間違えると下品な色使いとなる為、ワンポイントで使って価値観を上げる、あるいは逆に余す事なくすべて金色にする等の使い方が上手に扱う方法だそうです。

銀色は上品な印象を与える色であり、洗練されたシャープな感じの色として使われる他、白色に高級感を与える時に使われたりします(銀幕・銀世界・銀盤等と使われています)。
イメージとしては灰色に似た効果を有しており、高級感を有しながらも侘び・寂びなどを表現する事ができる色であります。

金色・銀色が有する高級感や存在感は人々の目を惹きつける効果があり、着物や帯、絵画、食器、仏具等にも金糸・銀糸や金箔・銀箔といった金属そのものを用いて意匠性を再現してきました。

帯の装飾 | 色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

これら金色・銀色は金属(金・銀)が有する固有の色であり、通常の光や色の組み合わせでは再現する事が不可能な色であります。従ってディスプレイ上では似たような感じを再現することはできますが、金属本来が有する輝きを決して再現する事はできません。

そして、この高級感や存在感を印刷にも展開していければいいなと考えるのが世の常であります。
価格面で多少高価であっても問題ない美術品などは、金・銀糸や金・銀箔にして貼り付ければ対応できますが、街中にあふれる中吊り広告やポスターなどの印刷物に本物の金・銀を使用するのはコスト的に非常に負担のかかる事であり、実用性に欠けます。
そこで印刷の世界では、金・銀の金属発色に類似し、比較的安価な金属である真鍮(銅-亜鉛合金)・アルミニウムが色材として使用される事がほとんどです。

昔は意匠性を持たせたい部分に糊等を塗布し、そこに細かく粉砕した金属顔料をふりかけて固着させる事で金属発色を再現していました。但し、均一にふりかけるのは難しく、どうしても違いが生じてしまう為、印刷物ごとに同じ金属効果を再現させるのが難しく、更に印刷スピードも出せない事から部数の多いものには使用する事はできませんでした。
但し、金属をふりかけるという工程は立体感のある印刷物を再現する事ができ、重厚感と輝度感を有する印刷物を得る事ができる事から、現在でも使われている工程であります(金付けと呼ばれています)。

では何故、昔は金付け工程でしか金銀インキを印刷する事ができなかったのでしょうか?

それは金属顔料とワニスをあらかじめ混合しておくと輝度の低下等が発生し、長期保存ができなかった為です(この要因は金属顔料の特性によるものでありますが、詳細はいずれ書かせて頂きます)。

しかしこの問題を解消し、世界で初めて1液型金インキを設計して特許を取得したのは、何を隠そう 弊社 三星インキであります!

1液型金・銀インキ | 色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

次回は、この三星インキが金・銀インキの設計について、書かせて頂きます。

色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

金閣寺 | 色がもたらす影響や意味合い「 金と銀 」 - 三星インキ株式会社 | 活版印刷研究所

金閣寺 参考:wikipedia

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