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平和紙業株式会社
機能のある紙(その5)

各地の小中学校は、夏休みに入ったころでしょう。
40日間連続の休みは、社会人になった今では、あり得ないこと。

世界的に見ても、企業に勤める日本人の有給休暇の消化率はかなり低いのが現状です。
EU加盟国(欧州連合28か国)の法律では、すべての企業に対して、すべての社員に最低でも年に4週間の休暇取得が法律で義務づけています。
つまり、休まなくてはいけないことになっているのです。

これに対して日本では、いくら働き方改革を進めていると言っても、せいぜい年間5日は有給を消化しましょうというのが関の山。
有給休暇の大半を消化していないのが現実です。

年末年始やお盆の休みなど、少し長い休みがあっても、何をすればいいのか分からない人も多いと聞きます。家族で出かけるとそれなりの出費もかかるし、どこへ出かけても人が多いし、結果、休めば休むほど疲れてしまい、やっぱり家が一番だなぁとか、こんなことなら仕事していた方がよかったなぁとかに落ち着くみたい。

仮にどこかへ出かけても、日本人はとかく天気を気にします。
特に雨が降ろうものなら、何だか損したみたいな気になるようです。
出かけた後の感想も、「天気が良くて最高だった」とか、「あいにくの天気でいまひとつだった」とか、先ずは天気の感想から始まるようです。
折角の休みなんだから、晴れていてほしいと思うからかもしれません。

前回も触れましたが、紙は天気というより湿度を気にするのですが。
当然ながら雨も気にします。
雨の日に紙袋を持ち歩いていると、濡れて破れたり、色落ちしたりしがちで、わざわざ紙袋の上にビニールのカバーをかけたりするお店もあるぐらいです。

では、雨などの水に強い紙は無いのかというと、紙に撥水加工を施し、紙の表面で水を弾く紙があります。
その名も「OKレインガード」。如何にも雨に強そうな名前です。

この紙の何が凄いのかというと、水を弾くけれど、鉛筆や油性ペンなどで文字が書け、これまでの撥水紙では困難だった、オフセット印刷も可能で、レーザープリンターにも対応しているところ。
そのため、野外で使用するレジャー用品や建築現場、結露のしやすい冷凍冷蔵食品の包装紙など、さまざまな分野に活躍の場があります。

例えば、ゴルフのスコアカードや、屋外で使用するレジャー用の取扱説明書や、建築現場など雨に濡れる場面での書類、スキー場でのリフト券など。
屋内ではランチョンマットなどの紙製品や、DM封筒など雨に濡れる場面での活用など、雨や雪の多い日本では大活躍の紙です。また当然、紙が素材ですから焼却も可能です。

長い休暇を取らなくても、普段の生活から離れて、自然に触れるのも大切なことだと思います。アウトドアを楽しむ際に、ひょっとしたら皆さんの身の回りにこんな機能を持った紙が隠れているかも知れないことを、ちょっと思い出してみてください。

OKレインガード | 機能のある紙(その5) - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

水を弾く撥水効果が高いのが、この「OKレインガード」。
大切な書類や印刷物を水から守りたい時に活躍します。
雨にも負けず…ですね。

OKレインガード | 機能のある紙(その5) - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

水を弾く撥水効果が高いのが、この「OKレインガード」。
大切な書類や印刷物を水から守りたい時に活躍します。
雨にも負けず…ですね。