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平和紙業株式会社
備えよ常に

今から100年前の1923年9月1日、関東大震災が発生しました。
昨今、南海トラフ地震の発生が懸念されているのは、ご承知の通りです。
2011年に発生した東日本大震災で経験したように、ひとたび巨大地震に襲われると、未曽有の大災害となり、日々の暮らしに大きな影響を与えることとなります。

いつ発生するか分からないのが、地震の怖いところ。そのために日頃から防災用品の備えは欠かせません。
電気、ガス、水道のライフラインが使えなくなったことを想定して、水や食料、救急セットや携帯ラジオ、蝋燭など、最低限準備しておく必要があります。

こうした中、意外と「紙」も役に立つので、是非ご検討いただきたいのですが、先ずは、トイレットペーパー。経済産業省も災害時に必要なものとして、トイレットペーパーの備蓄を推奨しています。災害時には様々な物資の不足が懸念されますが、生活に不可欠なトイレットペーパーの不足も深刻な問題となっています。

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、SNS等での「トイレットペーパーがなくなる」といった誤った情報が発端となり、全国的なトイレットペーパーの買いだめ・買い占め等による品切れが相次ぎました。生産も通常通り行われていましたが、ごく短期間での急激な需要増により、出荷が追いつかない事態となったものです。(2020年3月の本コラムにも書かせていただいております。)

また、トイレットペーパーを生産する製紙メーカーの約4割は静岡県に集中しています。南海トラフ地震が発生した場合、静岡県も被害を受ける可能性があり、潤沢な供給が難しくなることも懸念されます。経済産業省では、約1ヶ月分の備蓄を推奨しています。

トイレットペーパーと共に、新聞紙も災害時には有効なものとなります。、新聞紙は上手く利用することで、様々な用途に活用できます。例えば、着衣の中に一枚新聞紙を入れたり、布団シーツの下に敷いたりすることで、保温性が上がりますし、細かく丸めて、ビニール袋に入れれば、簡易的な枕にもなります。また、生ごみなども新聞紙に包んでまとめておくこともできますし、簡易的なスリッパを作ることもできます。
昨今、新聞を購読する家庭も減少傾向にあり、新聞紙が無い家庭も多いと聞きます。そうしたご家庭では、日頃から包装紙や、紙袋などをストックしておく手もあります。

水道が復旧するまで、体を清潔に保つために、ウェットティッシュも活躍します。小さなお子さんのいる家庭では、紙おむつも必要でしょう。普通のティッシュペーパーも、あれば便利ですが、嵩張るのが難点です。トイレットペーパーで代替できると割り切れば、そこまでの必要性はないかもしれません。

意外と盲点なのが、メモ帳です。災害時はスマホなどが使えない場合もあります。いざと言う場合には、給水や支援物資に関する情報を書いて残す、それらの情報を誰かに伝えたり、メモとして残したりする必要性が生じます。また誰かに安否を伝えたり、普段はスマホを使えば済むことが、災害時には出来なくなる可能性もあります。

紙ではありませんが、紙と組み合わせることで便利に使えるものがラップです。新聞紙でも包装紙でも、紙で簡易な食器を作った上からラップをかければ、非常時の食器として使うことができます。
紙食器の作り方は、Webでたくさん公開されていますから、事前に確認しておくのもいいかもしれません。

例えば、こちらのサイトでも、詳しく説明がされています。
http://jishin-itsumo.com/

地震は、何時、何処で、どのくらいの規模で発生するか、予測することはできません。
また、地震だけではなく、台風などの自然災害も頻発するようになってきました。
今年のような猛暑の中、突然ライフラインが途絶えたらどうなるのか?
最悪の場合を想定して備える必要があります。

備えることができるものは備えておき、いざと言う場合に使えるようにしておくことも大切ですし、身の回りにあるものを使って、不測の事態に対応することも必要です。
身の回りにある「紙」も、その一つであることを、是非ご確認ください。
備えあれば憂いなし、備えよ常にです。

(写真1) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真1)災害時に何かと重宝するのがトイレットペーパーです。真っ先に店頭から無くなってしまうことも考えられますので、備蓄しておくことがお薦めです。

(写真2) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真2)新聞紙を使えば、紙皿も簡単に作ることができます。意外と新聞紙の活用方法は沢山あります。古新聞もある程度備蓄しておくと、災害時には何かと重宝します。

(写真3) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真3)紙皿の形状も色々なものがあります。形を変えれば、非常食の取り皿や、ごみ箱など、様々な用途に活用ができます。

(写真4) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真4)片手で持ち運びができる形にもできます。細かなものを入れて、持ち運びたい時などに便利です。新聞紙ではなくても、紙さえ手元にあれば、色々な場面で活用ができます。

(写真1) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真1)災害時に何かと重宝するのがトイレットペーパーです。真っ先に店頭から無くなってしまうことも考えられますので、備蓄しておくことがお薦めです。

(写真2) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真2)新聞紙を使えば、紙皿も簡単に作ることができます。意外と新聞紙の活用方法は沢山あります。古新聞もある程度備蓄しておくと、災害時には何かと重宝します。

(写真3) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真3)紙皿の形状も色々なものがあります。形を変えれば、非常食の取り皿や、ごみ箱など、様々な用途に活用ができます。

(写真4) | 備えよ常に - 平和紙業株式会社 | 活版印刷研究所

(写真4)片手で持ち運びができる形にもできます。細かなものを入れて、持ち運びたい時などに便利です。新聞紙ではなくても、紙さえ手元にあれば、色々な場面で活用ができます。