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(株)和光
シン・evolution3

前回は、evolutionを分解したところまでをお伝えしました。心臓部のクルクル本体の分解に躊躇して前回は終わりました。どうするか思案します。クルクル本体を分解して、元々の予定通りに進化するように作り直すか、外観のみの変更に留めるのか。非常に悩みました。なぜなら、クルクル本体を分解してしまうと、元に戻せそうにないからです。悩みましたが、分解して、圧力調整等進化をさせたいと思います。
まず、どの様にするか、大まかなイメージをたてます。

(写真1) | シン・evolution3 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

イメージとしては、ユニットを上下に分割して、動くようにします(写真1)。これで、上下のローラーのギャップを狭くしたり、広くしたりでき、圧力調整が可能になります。
問題としては、右にある歯車の2つをどう繋げるかです。近づいたり、離れたりする歯車を常に連結して動くようにしなければなりません。今は、各ローラーの歯車は噛み合っていて、同調してお互い逆回転するので、プレスをかけながら、プラットフォームを動かせることができますが、オフセットした場合は、間に歯車を2つ付けないと同じ動きになりません。しかも、高さ調整で近づいたり、離れたりするので、そのギャップを埋めながら噛み合っていないといけません。

(写真2) | シン・evolution3 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

圧力調整機構についての、課題点として、
1. 分離した上下のユニットを動かす仕組み。
2. 上下する歯車の間に入れる2つの歯車をどう動かして、常に噛み合うようにするか。
この2点が大きな課題となって眼の前に立ちはだかりました(写真2)。上下に動かす仕組みは、漠然と頭の中にあるのですが、歯車の事は、浮かんでも、現実的な案が出てきません。
シン・evolution計画が、初めから行き詰まりかけています。51歳になる頭をフル回転して、考えます。次回までに、解決策は出るのでしょうか?

(写真1) | シン・evolution3 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

(写真2) | シン・evolution3 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)