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(株)和光
シン・evolution1

前回は、ゴールが見えないまま「シン・evolution」プロジェクトを立ち上げました。不安材料は残りますが、なんとかなると信じてプロジェクトスタートです。
それでは、手始めに、現状のevolutionを見てみましょう。(写真1)

(写真1) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

10年程使用してきて、少々くたびれてきました。当時、日本ではあまり販売されていなくて、存在は知っていたのですが、海外からの運賃がとても高く、入手を断念していたのですが、ある方が、輸入、販売を行われることとなり、私にプレゼントをしていただきました。とても嬉しくて、嬉しすぎて、使用を躊躇するくらいでした。Hさん、ありがとうございました。今回の「シン・evolution」プロジェクトを思い立った時も、少々後ろ髪を引かれたのですが、思い切ってプロジェクトを立ち上げることにしました。
もし万が一失敗したら、手土産を持って謝りに伺います。
話が逸れてしまいました。戻しましょう。おそらく、元々はスクラップブッキング用に開発されたと思っていまして、スクラップブッキングをされるアメリカンマダムがターゲットなので、このような丸みを帯びて、可愛らしいデザインになっていると思います。(諸説あり)私個人的には、あまりしっくりくるデザインではなく、いつも「う~ん」と思いながら使用してきました。使用者とデザインがマッチしていないのです。全体的なデザインを変更していきたいと思います。大好きな宮崎駿的デザインに変更します。
次に、使用してきて気になる点のクルクルユニットです。(写真2)

(写真2) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

使用しない時は、箱にしまっているのですが、使用時にはヘキサゴンレンチで取り付けて、収納時にも、ヘキサゴンレンチで取り外して…という作業をしています。ヘキサゴンレンチとネジを無くしそうで心配ですし、外す作業等も少々面倒くさい時があります。デザインを変える時は、レバーもデザイン変更が必要になるので、取り付けユニットも簡素にできるように変更します。
そして、最大の変更点である、プレスユニットです。(写真3)

(写真3) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)

evolutionの初期型は、プレスユニットのギャップが固定式で、約12mmあります。固定式なので、圧力調整等は、プラットフォーム上でスペーサーを挟み込んだりして調整していましたが、あとちょっとの調整がしたいのに、適切な厚みの紙等がない状態があり、歯がゆい思いとしたことがあります。この高さ調整(圧力調整)機能が最大のテーマです。
プランはまだ頭の中でぼんやりと描く程度でしかありませんが、煮詰めて具体化していきたいと思います。
そのためには、分解して、現状の骨格がどうなっているか確かめなければなりません。次回は分解工程に突入します。

(写真1) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

(写真2) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

(写真3) | シン・evolution1 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)