web-magazine
web-magazine

(株)和光
新プラットフォームVer.2構想

前回で、「鬼(コロナ)滅ダブルミーニング箔押し」が完成しました。オーナメントプレゼントにご応募していただいた方々、ありがとうございました。現在、作成中ですので、しばしお待ち下さい。

今回、11月2・3日に東京の神保町で開催される、「くるくる版画博覧会
に弊社とシール・ラベル用刃型を製造している。(有)日伸製作所とで、ワークショップに出店することがが決まり、レタープレスコンボキット用箔押しユニットが出動することとなりました。
今までは、私個人使用でしたので、目を瞑っていたのですが、いざ、人様の前に出すと考えると、今のプラットフォームは、粗雑で、すっきりしていません。また、熱源のコントローラーもヴィダルサスーンのホットアイロンそのままなので、見栄えが悪いです。発熱も時間がかかりますし、110°になっても、あとはおまかせ状態で、色々な環境変化に弱そうです。
これを機会に、プラットフォームをバージョンアップさせることにしました。

まずは、現状のプラットフォームを見てみましょう。(写真1)

(写真1) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

うーん。手作り感が満載ですね。改めて見ると、流石に印象が悪いです。人様に披露できるものではありませんね。Ver.2作成決定です。
現在のプラットフォームの問題点としては、
・熱源の発熱までの時間が長い。
・温度は、温度計をのせて測らなければならない。
・スイッチ類が明らかに流用しました感がはっきりしていて、見栄えが悪い。
・プラットフォームの熱源が丸見えで、カッコ悪い。
大きく4点が挙げられます。

改善しながら、見栄えの良い、バージョンアップを図ります。
まずは、熱源からです。

今までは、ヘアアイロンの熱源をそのまま流用していました。現状としては、110℃になるには、約15分かかり、温度計をのせてひたすら待つ。これでした。途中、他の作業ができるのですが、急いでいるときは、歯がゆい思いをしてきました。
色々探して、行き着いたのが、「PID温度制御」です。
設定温度に近づくと、細かくON/OFFを調整して、目標温度に合わせて調整してくれるすぐれものです。これで、温度計とにらめっこしなくても良くなります。(かと言って、フルパワーでも110℃くらいにしかなりませんでしたが…)

(写真2) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

これがそのPID装置です(写真2)。ガジェット好きな私には、たまらない操作面です。

(写真3) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)

この温度センサーをPID装置に接続して、温度を測定します。(写真3)

肝となる熱源ですが、以前、他のプロジェクト(内容は今は秘密です!)の時に、知り合いから、「カートリッジヒーター」を教えてもらったので、今回はそれを使用します。(写真4)

(写真4) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真4)

教えてもらった方いわく、「110℃位なら、数分で発熱するで。」とのこと。ワット数も300Wみたいなので、期待大です。
これで、短時間に発熱し、設定温度を保ってくれます。
しかし、ここで、問題が発生しました。
装置がいくら小さいとはいえ、プラットフォームと一体型には出来そうにはありません。ターミナルとして別体型に変更します。

話が長くなるので、複数回に分けてウェブマガジンに投稿したいと思います。11月の「くるくる版画博覧会」の会場では、完成形が見られると思いますので、お楽しみに!

(写真1) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真1)

(写真2) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真2)

(写真3) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真3)

(写真4) | 新プラットフォームVer.2構想 - (株)和光 | 活版印刷研究所

(写真4)